目録番号 M-01
石材
- 区分
- 基礎建材
- 主な産地
- 連邦内広範囲
- 希少性
- かなり見つかる
鉱山でもっとも多く採掘される、灰色の岩石です。砕いたものは建築物や道の補修に使われ、大きなものは井戸や倉庫の土台に使われます。特別な輝きはありませんが、連邦の暮らしを力強く支える基本的な資源です。
目録余話
採掘したものが「石材」だと判ったとき、作業員のテンションが少し下がることもあるようです。しかしこのありふれた「石材」がなければ、できないこと、造れないものもたくさんあるのです。
連邦銘品館 配布資料
国営第一鉱山と砂漠採集局で見つかる資源を、
主な産地や連邦内での用途、
発見にまつわる小話とともに紹介します。
CATALOGUE 01
岩山の坑道から採掘される、
石材、燃料、金属鉱石、宝石原石など。
目録番号 M-01
鉱山でもっとも多く採掘される、灰色の岩石です。砕いたものは建築物や道の補修に使われ、大きなものは井戸や倉庫の土台に使われます。特別な輝きはありませんが、連邦の暮らしを力強く支える基本的な資源です。
目録余話
採掘したものが「石材」だと判ったとき、作業員のテンションが少し下がることもあるようです。しかしこのありふれた「石材」がなければ、できないこと、造れないものもたくさんあるのです。
目録番号 M-02
地中に層となって埋まっている、黒い燃料資源です。暖房や調理、工房の炉などに使われています。電力設備が十分ではないトリットリ連邦では、集落の夜と冬を支える大切な資源でもあります。
目録余話
石炭を多く掘り当てた小鳥は、羽根やくちばしのまわりまで黒くなっています。そのため報告書を書くまでもなく、労働局には成果が分かってしまいます。
目録番号 M-03
鉄を多く含む、赤褐色や黒色の鉱石です。連邦内では十分な量を精錬できないため、採掘された鉄鉱石の多くは国外へ送り出されます。その一部が釘や金具、道具の交換部品となって、再びトリットリ連邦へ戻ってくるのです。
目録余話
新しく輸入されたツルハシにも、以前この鉱山から出た鉄が含まれているかもしれません。中央労働局は、これを好んで「資源の帰郷」と呼びます。
目録番号 M-04
銀を含み、割れた面が淡く光る鉱石です。価値の高い交易品として、仕事や生活の道具、医薬品、食料を買い入れるために国外へ送られます。採掘された鉱石の一部は、比較用の標本として中央労働局にも保管されます。
目録余話
坑道ではときどき、「金鉱石だ!」という声のあとに、「銀鉱石でした!」という訂正が響きます。正直な訂正である限り、減点されることはありません。
目録番号 M-05
わずかな金を含む、連邦の重要な輸出資源です。見た目だけでは金であるかの判断が難しいので、採掘後に成分を調べて価値が確定します。確認された金鉱石は厳重に記録されて、貴重資源として、国外との交易に役立てられます。
目録余話
きらきらした石の多くは、調べると金ではありません。ちゃんと本物だと確認されたときは、査定を担当した三羽がそろって笑顔になるのです。
目録番号 M-06
透明から淡い色をした、非常に硬い結晶です。小さな原石でも高い価値を持っており、交易資源として連邦経済を支えています。品質のよいものは記録を取ったうえで保管され、必要に応じて国外へ送られます。
目録余話
ダイヤモンドが見つかると周囲の作業が一度止まり、近くの小鳥たちが祝福に集まってきます。そのような規定はありませんが、発見の喜びを分かち合いたいという気持ちを小鳥たちみんなが持っているようです。
目録番号 M-07
とても美しく深い赤色を帯びた、トリットリ連邦でもっとも希少な宝石原石です。色の成因はまだ解明されておらず、実際に確認された標本はごくわずかです。これまでに発見された最大の原石は「万紅」という特別な名称を与えられて、トリットリ連邦銘品館で公開展示されています。
目録余話
中央労働局の手引きには、「発見時は落ち着いて報告すること」とあります。これまで、その通りに報告できた小鳥はいません。
CATALOGUE 02
乾いた砂地の下から採集される、
砂、塩、油性資源、天然ガラス、化石など。
目録番号 D-01
粒の大きさがそろった、さらさらとした砂です。地面を平らに整えたり、土のうに詰めたり、輸出品を木箱の中で固定したりするために使われます。採集量が多く、連邦のさまざまな場所へ運ばれて利用されています。
目録余話
作業中に羽根のあいだへ入り込み、巣へ帰ったあとも少しずつ出てきます。砂漠採集局では、これも非公式に「持ち帰り分」と呼ばれており、これについての罰則はありません。
目録番号 D-02
光を反射する細かな鉱物が混じった砂です。洗浄して粒を選別したものは、建物の壁や記念品の装飾に使われます。日差しを受けて輝くため、瓶に詰めたものは交易品としても人気があります。
目録余話
品質検査では、日なたに薄く広げて輝きを確かめます。曇りの日にはきらめきの判定ができないため、検査担当の小鳥は空を見ながら仕事をしています。
目録番号 D-03
砂の中に混じっている、黒く重い鉄の粒です。磁石を使って砂から選り分けたあと、まとめて国外へ送られます。連邦内では、おもちゃの材料や、道具の重りとして少量が使われています。
目録余話
採集局には選別用の大きな磁石があります。職員が休憩中に、砂鉄で小鳥の形を作って遊んでいたりしますが、これのうまさで勤務年数がわかったりします。
目録番号 D-04
どうしてか地層から見つかる、白く透き通った結晶です。精製された塩は調理や食料の保存に欠かせません。海への進出が遅れているトリットリ連邦にとって塩は、暮らしを支える価値の高い資源です。
目録余話
採集局の規定には、「成分検査の前に味見をしないこと」とあります。この一文が追加された理由について、中央労働局は記録を公開していません。
目録番号 D-05
砂の下から見つかる、粘り気を持った黒い塊です。詳しい成分は調査中ですが、水を通しにくいため、屋根や木材の防水に少量ずつ使われています。強いにおいと煙が出るため、燃料としての利用は推奨されていません。
目録余話
日なたへ置くと少しやわらかくなり、スコップへしっかり貼りつきます。ルーキー労働者がこれを発見した際の第一報は、たいてい「黒いものが取れません」です。
目録番号 D-06
空から落ちてきたのだと考えられている天然ガラスです。輸出品として高い人気があり、赤く透き通る破片は磨いて装飾品にされるほか、落下地点を調べる研究資料にもなります。
目録余話
見つけた小鳥は、まず空を見上げて新しい穴がないか確かめます。勤務中に隕石が落ちたという記録は、今のところ一件もありません。
目録番号 D-07
大昔に生きていた巨大な生物の骨や歯、足跡などが地層に残ったものです。発見地点では通常の採集を止め、周囲の砂ごと慎重に掘り出します。資源であると同時に、連邦の太古を伝える重要な学術資料です。
目録余話
最初に大きな骨を見つけた小鳥は、地中に埋まった木の根だと報告しました。化石だと判明してからは、「なぜ砂の上で寝ていたのか」という議論が連邦でしばらく流行しました。